ヴィクトル・ユゴー(1802-1885)の
小説「レ・ミゼラブル」自体、悲惨すぎて苦手なので、
パスしようかと悩みつつ、「感動した!」の声多数にて、
やはり、これはおさえておかねば……と、
恐る恐る劇場へ足を運びましたが、
結局、悲惨すぎで、終始引きっぱなしでした。
ファンテーヌを演じたアン・ハサウェイ、
熱演で、確かにすごかったけど、
みすぼらしくてかわいそうで
みていられない。
ヒューの歌も、いまひとつ音程ずれていて
熱唱されても、入り込めないし。
ラッセル・クロウのジャベールは
葛藤シーンの演出なのかしらん、
やたらに、塔や橋など高いところの
手すりギリギリを歩くのだよね。
ギリギリが趣味? みたいな。
救いは、大人のコゼットを演じた
アマンダ・サイフリッドが、
とーーっても歌が上手だったことだな。
最後のシーンは、前向きでとてもよかった。
素晴らしく壮観でした。
映画『レ・ミゼラブル』(158分)
★☆☆☆☆
監督:トム・フーバー
http://www.lesmiserables-movie.jp/
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