ところで、文藝春秋発行の「文藝春秋」を、まれに特集買いすることがあります。
興味を持って読むんだが、なんだか難しく、ちんぷんかんぷんであることが多いですが。ひとつには、テーマが難解であることもありますが、根本的に日本語力のレベルが違うんだよなあ、と己の日本語レベルのアップの必要を思う。その一方で、日本語の種類も、何か違う気もする。硬いというか、回りくどい気がする。なんかこう、もっと率直に言ってくれないかしら?とか思っちゃう。短気かしら。
さて、そんな文藝春秋さんの中で、お気に入りのコーナーがあります。それは、編集後記ページにある「社中日記」。社内の人々が繰り広げる出来事を、日記風に綴っているコーナーです。どういった立場の方が書いていらっしゃるのか。持ち回りで、担当編集が書いているのかな。その目線は、上から見守っているようでもあり、登場人物たちと一緒に日々額に汗している同士のようでもある。人物は、必ずフルネームで登場し、それがみんな、なんともろくでもない大人たちばかりで。でも、そんなろくでもないぶりを、心底愛していて、おもしろおかしくすごしている様子が、なんとも楽しい。2008年の2月号の社中日記なんかは、思わず声を立てて笑っちゃったから。
硬軟自在な大人っていうのは、素敵だなあ、なんて思う次第。
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