ところで、文藝春秋発行の「文藝春秋」を、まれに特集買いすることがあります。
興味を持って読むんだが、なんだか難しく、ちんぷんかんぷんであることが多いですが。ひとつには、テーマが難解であることもありますが、根本的に日本語力のレベルが違うんだよなあ、と己の日本語レベルのアップの必要を思う。その一方で、日本語の種類も、何か違う気もする。硬いというか、回りくどい気がする。なんかこう、もっと率直に言ってくれないかしら?とか思っちゃう。短気かしら。
さて、そんな文藝春秋さんの中で、お気に入りのコーナーがあります。それは、編集後記ページにある「社中日記」。社内の人々が繰り広げる出来事を、日記風に綴っているコーナーです。どういった立場の方が書いていらっしゃるのか。持ち回りで、担当編集が書いているのかな。その目線は、上から見守っているようでもあり、登場人物たちと一緒に日々額に汗している同士のようでもある。人物は、必ずフルネームで登場し、それがみんな、なんともろくでもない大人たちばかりで。でも、そんなろくでもないぶりを、心底愛していて、おもしろおかしくすごしている様子が、なんとも楽しい。2008年の2月号の社中日記なんかは、思わず声を立てて笑っちゃったから。
硬軟自在な大人っていうのは、素敵だなあ、なんて思う次第。
あ、こんなところにファンがいる(笑)
私も好きです、社中日記。よくあそこまで本の特集にあわせてネタが作れるなあ、と感心しています。
文春自体は高校の頃から結構読んでいるのですが、私も日本語の実力差を感じる。
せめて日記くらいは社中日記くらいの文章を書きたいものです。
投稿情報: MAC | 2008/09/14 18:42
まあ、あなたさまも!高校時代から文藝春秋だなんて、ずいぶんおませさんだったのねー。ファン倶楽部でも結成しますか(笑
そうそう。ネタ集めも、一仕事だよね。または自然にネタが舞い込んでくるのか。または、みんなで書いて、いいやつ採用!みたいなことかなー?
しかし、アレだけの字数制限の中で、きっちりキメてくるって、やっぱすごいっすよね。さらにあの、“社中日記調”とでもいいましょうか。固有の文体がなんとも愉快!
投稿情報: ck | 2008/09/15 13:03
大学では文学専攻しようと思ったくらい本好きなので、芥川賞受賞作品が載っていると買ったりしていたんすよ。別におませさんだったわけではないっす(笑)
そう、あの独特の文体、昔から変わらないんですよね。
もしかしてあれが書けないと編集長になれないとか(謎)
投稿情報: MAC | 2008/09/15 14:40
なるー。あの文体は、脈々と受け継がれているものなんすね。
それにしても、そんなに本好きだったとは。以外! って、あれ、なんか失礼……?
投稿情報: ck | 2008/09/16 07:41